2023年5月29日月曜日

四坊高坂山


 波自加彌神社は奈良時代に四坊高坂に創建されたと伝えられる。波自加彌神社誌には下記のように書かれている。

金清水の波自加彌神社の旧鎮座地は、現在の四坊高坂町八幡神社の辺りである。四坊高坂山はこの八幡神社の背後に聳えている。四坊高坂山は擂鉢を伏せたような秀麗な山容であって旧花園村(田近村、および花園村、崎田村)の最高峰で旧森本町でも第二の高さを有する。

左の写真は内灘の道の駅から河北潟越しに東の方を写しているが、将にその秀麗な姿を見ることができる。

古来、高く美しい山は信仰の対象で、富士山や白山、立山など全国に見られる。高坂山は標高200mくらいで高山とは言えないが、そのような対象であった可能性がある。この周辺には縄文遺跡も見つかっているので、そのころから多くの人々が暮らしていた。山は住みやすい豊かなところだったのだ。波自加彌神社の創建は奈良時代とされているが、実際はもっと古いのではないだろうか。

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