2022年3月5日土曜日

はなぞのやわた 8 源平の戦とやわた

令和4年のNHK大河ドラマは「鎌倉殿の13人」で、源平の戦が出てきます。八幡には源平の戦に関する言い伝えが三つあります。

①波自加彌神社(正八幡宮) ②太郎兵衛谷内(たろべやち) ③昔の波自加彌神社   ④八幡四坊高坂道(推定)

1.     源氏の木曽義仲が波自加彌神社に戦勝を祈願して「中脂矢根」を奉納、戦いに勝利した後「正八幡宮」の額を奉納した。(はじかみ通信より)

中脂矢根
(はじかみ通信より)
矢根とは矢じりの事

2.     平家の武将であった太郎兵衛は戦に負けて、太郎兵衛谷内に隠れ住んだ。後に今の二日市に移って二日市の街をはじめた。現在は南森本にお住いの建具屋の長澤さんは太郎兵衛の子孫だそうです。

3.     波自加彌神社は奈良時代の創建で、初め四坊高坂にあったが源平の戦で社殿が焼け、八幡の正八幡宮に避難した。現在も八幡山に正八幡と波自加彌神が同居している。

 ④昔は四坊高坂と八幡の間には道があり、往来できたそうです。

木曽義仲が正八幡宮の額を奉納したということは、義仲が祈願したのは四坊高坂の波自加彌神社ではなく八幡の正八幡宮の方だったのかもしれませんね。

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