2020年は八田與一技師の指揮する華南大圳着工から100年の記念すべき年でした。台湾ではいろいろの事業を計画していましたが、コロナ禍で日本から参加する行事はできませんでした。その中で出版事業では写真にある「圳流百年」と「1930・烏山頭」が台南市政府文化局から刊行されました。私は「1930・烏山頭」制作のための取材を受けた時、編集の方にお願いしてあったので昨日本が届きました。「圳流百年」の方は嘉南大圳建造の歴史、現在の運営状況と未来への挑戦を紹介する大人向けの本です。一方「1930・烏山頭」は嘉南平原の劣勢にも屈することなく、本来の自然と一体化した「和蝋描壁掛華南大圳工事模様」のような豊かで美しい景観を八田技師や先人たちが創りあげたことを、台湾の少年たちに紹介するもので、八田技師と伊東哲画伯と女神が語り合っている絵物語の形になっています。伊東哲画伯の「和蝋描壁掛華南大圳工事模様」がA3大の紙に印刷され別刷り添付されています。台湾の子供たちを含む多くの人たちに再度八田技師の偉業が共有されていくことを願っています。もちろん台湾の繫体字で書かれていて、私は正確には分かりませんが漢字から大体の意味は推定できます。台湾の方に内容を少し教えていただいて、多くの方に紹介していきたいと思います。
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