2019年4月12日金曜日

シロモジ

シロモジの花
この辺りで4月の初め、桜より少し早くシロモジの黄色の花が咲きます。花自体は小型ですが、木全体に花が付くので、なかなか見事です。幹は暗緑色で、他の木と比べて独特の色です。葉は竹に似ていて、落葉樹なのに冬にならないと落ちません。花が多い分、実もたくさんつき、どんどん広がっていきます。成長も早いようです。竹を倒して広葉樹の森にしようと思いますが、シロモジとかカラスザンショウのような柔らかい木が先に繁茂するので、ナラ、クヌギのような堅いが成長の遅い木が育ちにくい環境になってしまいます。今はシロモジやカラスザンショウを見つけ次第倒し、切株にラウンドアップ2倍液を塗って再生しないようにしています。
竹伐採の後のシロモジの群生
ところで、シロモジはこの辺りでこんなに繁茂しているのに、普通の植物図鑑には載っていません。どうにも分からないのでつてをたどってプロに聞いてみて初めて分かりました。検索では葉の形、幹の色、落葉常緑の区別などの条件を元に探すのですが、紙の本では条件を重ねられません。春の黄色の花、幹の色暗緑色、落葉高木、などと条件を重ねることはデジタルの得意なことです。どなたかこんな植物図鑑を作っていただきたいものです。
シロモジを伐る
シロモジの実

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