2019年3月29日金曜日

農夫(1912年)、老人(1916年)

農夫(1912年) 石川県立美術館蔵
老女と同じ時期の作品で、家族や近所の人をモデルに描いた習作の一枚と思われます。なたを持った農夫が地面に座っています。日焼けしていて毎日働いている様子ですが鋭い目をしています。モデルは伊東忠太郎と言われています。
老人(1916年)

下の絵も近所の農夫をモデルに描いたものと思われます。手は節くれだっていて、いかにも働き者の様子です。この時期の哲は家族や近所の人をモデルに農家や漁村の働く人をしっかり描き込んでいます。人物の内面をも捉えるような力量を持っているように思われます。

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